ぼく4歳。母ちゃん32歳。父は名古屋のデパートで働いていて土日出勤のため、父が定休日だった木曜に撮影したと思われます。写真下に1974年2月と記載されていて、あったかそうなセーターを着て日向ぼっこ中の母と息子。小さな一軒家の小さな庭に面した、小さなウッドデッキで大好きなミニカーを走らせたことを覚えています。
この頃幼稚園に通い始めたぼくはバスのいちばん後ろに座り、見送る母が小さくなっていく姿を見るたびに、一生の別れみたいに毎回大泣きして手を振っていました。その光景は今も目に焼き付いております。
母と一緒によく観ていたのがアニメ『山ねずみロッキーチャック』。今観てもかわいいー!(主題歌も最高です!)キャラクターデザインはもりやすじさん。東映動画時代の高畑勲さんと宮崎駿さんの先輩にあたり、映画『太陽の王子 ホルスの大冒険』で主人公の女性ヒルダを描いた大好きなアニメーターです(ヒルダの声優は『日本昔ばなし』の市原悦子さん!)。好きのつながりを知れば知るほど、自分は何ひとつ変わってないことがよくわかりますね。
こどもの時に夢中になった本やマンガ、アニメを見ると、いろいろタイヘンなことも乗り越えられる。奥底に眠っているこどもパワーがムクムクとみなぎってくるからです。さぁ、7月はこどもになって楽しんじゃいましょう!
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