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執筆者の写真Nao Ogawa

母の仕事


先日、学校から帰ってきた娘が興奮気味に報告してくれたこと。 お友達とお互いの親の職業について話していて、「わたしのママは文筆家」と言うと、

「文筆家って?」と聞かれたので「本を書く人」と答えたそうです。 その後、娘なりに、こういう本とか、ああいう本とか、と1冊もまともに読んでないなりに説明したところ、 お友達の1人が「ちょっと待って、うちにその人の本があるかも」と言い出し、家で調べてきてくれたら、 お母さんが『直しながら住む家』と『こころに残る家族の旅』を持っている、とのこと。 その流れで、興味を持ってくれたお友達と、学校の美術の課外授業で東京まで行った日に、

書店に寄ってわたしの名前で在庫検索し(笑)、書店員さんに本棚まで案内してもらったのだそうです

(写真は、わざわざプリントアウトしてくれたという在庫リスト)。 その書店(日本橋の丸善)にあった在庫は『直しながら住む家』と『メルボルン案内』だけだったらしく、 メルボルン案内を2人でめくって見たそうなのですが、お友達が「もっと目立つところに置こう」と 平積みの本の上に置いて帰ってきた、という話でした(書店員さん、手間を増やして申し訳ないです……)。 娘しか見ていないと、なんだかまだ子どもっぽいので、中学生ってこういうものかなと思ってしまうのですが

お友達の話を聞いているとしっかりしてる子も多いし(というか娘以外はみんなしっかりして見える)、

いつのまにか、びっくりするような、笑っちゃうような、ちょっとしみじみするような、

こういうことも起こるのですね。 わたしが自費出版で最初の本を出したのは2010年の秋で、娘はまだおむつもとれていませんでしたが、 その後こつこつと本を出し続けている間に、いつのまにか大きくなりました。 来月末には新刊が出ることだし、もう少し書店さんに在庫を並べてもらえるようにがんばらねば、です。

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