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執筆者の写真Takahiro Koike

「サムホール展」が好評開催中!(4/21まで)

更新日:4月16日


ぼくが通う絵画教室が運営する弘重ギャラリーでただいま「サムホール展」が開催中です!



ぼくは水墨画を初出品しました。モチーフに選んだのはコサギの親子。水辺に咲くイグサの花に興味深々の子コサギをつかず離れず、絶妙な距離感で見守る親コサギ。空には満月、 清流の穏やか音色とコサギ親子の表情、なにげない会話を想像していただけたらうれしいです。親コサギにも子コサギのどちらにも気持ちを込めて、母や娘をイメージして描いていました。


一気に何枚も描いているうちに「これだ!」という瞬間に出会うまで、とにかくたくさん描きました。まずは墨で濃淡やにじみを確認し、筆先に意識を集中させます。デジタルと違ってやり直しはきかない、一回限りの緊張感が水墨画の醍醐味です。


次に色を乗せていきます。水の含ませ方、筆の寝かせ方で、空の明るさと水面に表情をつけます。最後に満月を描いたら完成です。どれも愛着があり好きなのですが、ここから展示用に選ばなくてはなりません…。



4枚をセレクトして教室で裏打ちをしました。水で薄めた糊を刷毛でていねいに塗り、裏打ち紙に密着させ、しわが残らないよう板に張り付けて乾かします(慣れない作業でタイヘンでした)。乾いたらへらで糊をはがして木製パネルにピタリと貼り付けたら完成。障子貼りの要領で作品が破れないよう取り扱うため、先生に教えてもらいながら無事に貼り付けると、ヘトヘトになりました。自分でうまくできるようになりたいです!



サムホール(thumbhole)とはサイズの名称で横158×縦227mmのこと。玄関やリビングにちょこんとおける小ぶりサイズです。こちらはチャリティー展覧会となっており、売り上げは震災復興や芸術文化支援などのために全額寄付をさせていただきます。しかも1点3000円(お買い得!)で購入可能です。他にも絵画教室の先生や生徒さん、お子さんたちの素敵な作品がたくさん並んでいますので、ぜひお気軽に足を運んでいただき、感想を聴かせていただけたらうれしいです。




最終日の4/21(日)は15:00まで。場所はPOSTという素敵なアートブックショップの隣です。恵比寿は『PERFECT DAYS』に登場したトイレも多数ありますし、ぼくは今日の夕方観に行く予定です😉


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