生まれて初めて薬師丸ひろ子さんのコンサートへ。これまで何度もエントリーして、念願の当選。しかも武部聡志さんのプロデュースでフルオーケストラとの豪華版です!
会場は上野にある東京文化会館。ここも初めて。一度来てみたかった場所です。というのも1961年に建築家前川國男さんの設計した本格的な音楽ホールで、上野駅公園口の改札出てすぐ。クラシックやオペラ、バレエに特化しており、音響のよいホールとして知られています。さらに自宅から電車1本で行けちゃう!
舞台横の雲形パーツは、彫刻家向井良吉さんのデザイン。音の響きをよくするブナ材で作られています。気分は俄然盛り上がりますよね!
正面のテラスはゆったり楽しめるドリンクスペースがあり、開演までみなさん思い思いに寛いでいました。なんて素敵な場所なんでしょう!
薬師丸さんの歌声はぼくの心を励まし救ってくれます。クラシック好きだった父とポップス好きな母の写真をこっそりリュックに忍ばせて、家族3人で来たような気分でコンサートを楽しみました。父も母も喜んでくれたことでしょう。薬師丸さんも「ここで歌えるのはご褒美みたい!」と喜んでいました。
少女のようなキュートなMCと歌の直前に見せるキリッとした大人の表情は、まさに薬師丸さんにしか出せない魅力です。若い演奏家たちが中心のオーケストラも、名曲を大胆にアレンジしていてすごく新鮮でした。フルオーケストラの生演奏は初めてで、こんなに力強くパワーがもらえるものなんだ!と今さらながら感動。デビュー時とキーを全く変えずに歌い続ける薬師丸さんの歌への姿勢には、つくづく驚かされます。きっと並みならぬ努力をされていることでしょう。『愛しい人』を聴くといろいろな思い出が浮かんで、自然に涙があふれてきます。
その日は偶然にも取材した鶴見辰吾さんのインタビュー原稿を書いていました(2人は同級生。しかも同じ幼稚園と小学校です。その後16歳の時に相米慎二監督の映画『翔んだカップル』で共演を果たします!)。
昨年は薬師丸さんにリモートでインタビュー取材をして、その後「おいしいですからぜひ食べてくださいね💓」と、イチゴを送ってもらったことが昨日のことのよう。
そして秋のコンサートツアーは、なんと地元松戸からのスタートです!
コメント