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執筆者の写真Nao Ogawa

何をしていたか思い出せないかもしれない時期


最近、「出産後の半年間ってたしかこんな感じだったような」と思ったりします。 自分が今やるべきことはわかっていて、それには納得していて、生活はそれなりに慌ただしいのに、 「これでいいのかな、わたし大丈夫かな」と焦る気持ちもどこかにあったりして。 約1年前、noteに「山から降りる準備」という文章を書いたのですが、 その気持ちが最近ますますふくらんできていて、 来年以降のわが人生の可能性に思いを馳せる、今日このごろです。 子どもの生活サイクルに準じて動く毎日は、昨日も今日も明日も基本的には同じ内容で

些細なことを思い出そうとして、はて、あれは先週のことだったか、先月のことだったか その時間感覚のあいまいさに途方に暮れてしまう。 何年後かに、2020年に何をしていたのかを具体的に思い出そうとしても 具体的なことはなにも思い出せないかもしれない、 そんな空白の時期を、自分はいま生きているんじゃないか。 そんなことをぼんやり考えていたら、夫が同じようなことを言ったので、 「わたしも同じなんだけど、それってつまりは平和ってことなのかもね。 だって、もし感染したとか入院したとかになったら、その体験は絶対に忘れられないでしょう。 いろいろあっても総じて日々穏やかに過ぎていて、それを繰り返してる、ってことだよ」と

ぺらぺらと自分がしゃべりだして、ちょっとびっくりしました。

わたしってそんなこと考えてるんだなぁ、と。 誰かと話して考えを言葉にすることって、必要ですね。 でももちろん、平和とか穏やかとか言いながら油断するのは、禁物です。

*写真は、少し前に焼いた、人生で初めてつくったロールケーキ。 クリームが足りなかったのか、巻き方に問題があったのか、空洞ができてしまったのはご愛敬。 レシピはなかしましほさんのシフォンケーキのアレンジを米粉で調整したもの。 味と食感はばっちりで、家族からもリピートを求める声が挙がっています。

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