連載中の「思い出の味」で、芸人のにしおかすみこさんを取材しました。女王様キャラをすっかり封印して、実家に戻り家族の介護をしながら執筆した『ポンコツ一家』が、笑って泣けると話題です。
ぼくも母の介護をひと通り経験しているので、行政やケアマネ、施設選び、日々の食事や掃除、いろいろなお世話など、一人で頑張っているにしおかさんを見て、かつて遠距離介護をしていた自分を思い出しました。仕事と介護の両立は本当にタイヘンです…。介護をする人もされる人も体力や判断力のあるうちに、ある程度先読みして早めに動くことをおススメしました。
きのうぼくは母に面会してきました。母は自分で水分をあまりとらないため、スタッフの方が水分ゼリーを用意してくれました。試しにぼくも食べてみたところ、ヒヤヒヤしてのど越しもよいので、母に「これおいしいねぇ!」と口に入れるたびに何度も伝えると、そのたびに爆笑してました(笑)。
母の日に差し入れた国産うなぎもペロリと平らげたそう。「うなぎ、おいしかったんだ?」と尋ねると、うれしそうにニッコリうなづきます。とにかく一緒に笑えれば母も楽しいし、ぼくもメチャ幸せなのです。『栄養と料理』6月号はただいま発売中です。
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